第75回 PM 99

解答 2

体幹部に放射線防護衣を着用して放射線業務に従事したとき、頭頸部と腹部につけた個人被ばく線量計の 1 cm 線量当量がそれぞれ 5 mSv と 1 mSv を示した。実効線量[mSv]はどれか。ただし、不均等被ばくの実効線量= 0.08 Ha + 0.44 Hb + 0.45 Hc + 0.03 Hm と する。

  1. 0.85
  2. 1.44
  3. 2.88
  4. 4.56
  5. 5.00

不均等被ばくに関する計算問題。

Ha は頭頸部の1cm線量当量、Hb は胸部の1cm線量当量、Hc は腹部の1cm線量当量、Hm は体幹部の中で最大の1cm線量当量である。

不均等被ばくの実効線量=0.08✕5mSv + 0.44✕1mSv+ 0.45✕1mSv+ 0.03✕5mSv=1.44[mSv]

胸部の1cm線量当量についての記載はないが、体幹部に防護衣を着用している場合は、Hb=Hc と考えて計算してもいい。

近似値の選択肢2が解答